つくば市社会福祉協議会

e防災マップコンテスト

第1回

優秀賞

グループ紹介

グループ名 つくば市社会福祉協議会
市町村 茨城県つくば市
マップ分類 地域資源
広報誌No 「リスク情報と地域防災」第12号 P11(PDF)

マップ名:「地域支援開発マップ」

コンセプト

 つくば市社会福祉協議会地域福祉グループは、グループのミッションである「地域支援」を推進するため、社協の持っている地域情報(ふれあいサロンや防災ボランティア)をもとに、地域支援開発マップを作成しました。
 地域の強み・弱みを具体化し、地域資源の開発に役立てることを目的としています。また社協が連携できている関係機関や関係団体を登録することで、地域の連携の強さや人材などの資源情報を明確に知ることができると考えています。

作成過程

 「防災からの地域支援は、つくば市社協の独自の事業」であるとの信念のもと、社協内部でマップづくりとその協力体制についても検討を開始しました。民生委員、防災ボランティア、障害者自立支援を行っているグループ、地域福祉活動推進員、大学生、行政など多くの方の協力を得て、関係機関情報からの情報収集、まちあるき、ワークショップなどを行い、これらの情報をマップに登録しました。
 地域の資源を登録することで、地域の特徴がわかり、地域の現状と社会資源とのマッチングなど検討課題が見えてきました。

作成者のコメント

 「ボランティア育成」は、社協の得意とする分野ですが、組織の存在や役割は地域に見えにくいところがあります。災害時にボランティアセンターを立ち上げるのも大事な役割のひとつです。
 「地域力」を高めるためには、地域の社会資源を可視化し、より具体的に見える形で表現することが必要で、これはe防災マップのコンセプトである「絆づくり」と同じ目標でもあります。
 今後は県内の社協とも連携を取り、e防災マップづくりを広め、さらに充実させていきたいと思います。

特徴/活用方法

 団体や関係機関との連携ができているところと、これから育成が必要な地域を知ることができるとともに、子どもから高齢者を視野に入れた支援体制の構築に活用できます。
 防災ボランティア、ふれあいサロン、シルバークラブ、介護保険施設、地域密着型サービス事業所、障害者自立支援法事業所など、福祉と防災に関するさまざまな情報を盛り込むことで、地域の社会資源を瞬時に理解することができます。今後は、サービスの地域性や支援状況を確認するため、要援護者情報の入力も検討しています。

講評

 高齢者や障がい者が災害時に安全に避難し、日ごろ受けている地域のケアを継続し二次被害を拡大しないという理念に立ち、平時の福祉の小地域活動と連携した マップづくりは、防災福祉のまちづくりの実践的な事例として高く評価できる。町内会に留まらず、つくば市の全域をカバーし、高齢者の介護や障がい者の生活 支援のための施設の情報を包括した「地域支援開発マップ」のコンセプトは、地域と地域を結びつけ、高齢や障害などの施策や施設の枠を超えて、情報を共有化 する優れたマップである。活動記録の中に、地域福祉や地域防災に関する大切な気づきが多くみられ、また、福祉関連サービスの事業者や災害救援ボランティ ア、町内会、学生など地域の幅広い絆が見える化されており、災害時の広域の連携・協力にも役立ものと思われる。全国の社会福祉協議会が、各地での福祉に関 する課題に取り組むために、e防災マップの有効性を示す取り組み事例としても評価できる。