北海道札幌旭丘高等学校放送局

防災ラジオドラマコンテスト

第2回

<ドラマ部門> 優秀賞

グループ紹介

グループ名 北海道札幌旭丘高等学校放送局
市町村 北海道札幌市
代表者名 三品菜穂さん

作品紹介

タイトル 「防災☆お姉さん」
部門 ドラマ
災害種類 地震
ファイル 脚本(PDF) 音声(mp3)

ドラマの概要

 小中高校学校の指導要領に防災の授業が組み込まれてから10年。札幌市白石区に住む高校生、隼人は防災のテストの追試を受けることになった。帰り道、おお荷物を持った玲子とぶつかった隼人は、麗子に一目ぼれしてしまう。麗子の職場である防災センターに連れ添った隼人は、追試の存在を思い出し、麗子の講習を受けることに。知識を身に付けた隼人に、麗子は防災知識を実行に移すことを促す。後日百点のテストを麗子に見せにいった隼人は、麗子に息子がいること、しかもその息子が自分の親友であることを知りショックを受ける。

ドラマの特徴

 私たちの住む日本は、非常に地震が多い国。2011年3月11日、東日本大震災が起こり、たくさんの命が失われた。この震災での被害を受け、防災への関心が高まる中、「もしも学校教育に『防災』という授業が導入されたら」という設定でラジオドラマを制作しました。ドラマの主人公は勉強が嫌いな高校1年生の男の子です。コメディタッチで、主人公を通して楽しく防災の知識を身につけることが出来るように脚本を考え演技・編集を工夫した。そして、ただ防災の知識を身につけるのでは意味がなく、それを普段の生活で実行に移すことが出来ることが大切である、というメッセージを込めた。リスナーの方々に、防災とは何なのか、何をすればいいのかを考えてもらえれば幸いである。

講評

 学校教育における防災教育を題材としてドラマを作ったところがユニークである。台本は現代高校生気質を反映して面白くできており、放送部が作成しただけにドラマとしての質は高い。ドラマづくりの過程における地域とのかかわりが乏しく、関係者の多様性にも限界があるものの、学生が主体となった防災教育への発展として、今後各地での教育素材として参考となることを評価した。