防災科学技術研究所が中核機関となって開発に取り組んでいる防災情報システムの開発プロジェクト「官民協働危機管理クラウドシステム」の開発中のシステムを説明しているドキュメントを公開しました。
当研究所と流山市役所は、共同研究の一環として「(3)自治体災害対応業務支援に関する実証実験」を実施することになっており、今後、開発された情報システムを使った実証実験を行う予定です。
開発中の防災情報システムは、東日本大震災の教訓を踏まえ、災害対応を行う関係機関との情報共有を容易にし、さらに地域住民への情報伝達が円滑に行われることを目指しています。
このような情報システムを活用することで、市の災害対応が迅速かつ効果的に実施できるだけでなく、市民への情報提供も迅速に行えることから、より地域の総合的な防災力の向上に貢献できる可能性があります。さらに、日ごろから防災マップの作製などの、災害対策を行って備えを行っていれば、これまで以上に被害、二次被害が軽減できることになります。
なお、本年11月頃、第1回目の実証実験を実施するよう予定していますが、その際は、市民の皆様にもご協力をお願いしたいと考えています。実証実験の日時、実施要領、協力内容等については後日あらためて広報しますのでよろしくお願いします。
本取り組みに関するご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。