諏訪町町内会

防災ラジオドラマコンテスト

第2回

<脚本部門> 優秀賞

グループ紹介

グループ名 諏訪町町内会
市町村 茨城県常総市
代表者名 岩本健太郎さん

作品紹介

タイトル 「諏訪町に自主防災組織をつくろう」
部門 脚本
災害種類 地震
ファイル 脚本(PDF)

ドラマの概要

 ドラマの舞台設定は、町内氏子の神社である諏訪神社社務所で行われた、設立準備会の会議風景という設定にしている。

  1. 自主防災会のような組織の必要性
  2. 参加者は一部の希望者よりも全世帯対象が理想とする考え方
  3. 組織づくりにおける町会特性の考慮
  4. 要援護者等の課題に対する対応の方向性

ドラマの特徴

 諏訪町町内会では、平成二十二年度から町内の地震等の災害に対する防災対策に取り組んでいる。今年度三月の東日本大震災を受けて、自主防災会(組織)設立の機運が本格化し、町会の皆さんにも理解を得られる状況となってきた。
 今年度の八月頃に、町内会役員数人で構成する「諏訪町自主防災会設立準備会」を立上げて議論を重ねてきたところ、やっと素案がまとまった。
 今回のドラマは、その設立準備会で議論した状況を簡潔にまとめたもの。コンテストのテーマ部門では、「地域の防災対策上の課題や、災害時の対応について検討しているもの」に該当するものと考えている。

講評

  平時から防災について地域住民が問題意識をもって考えていることをドラマ化したもの。自主防災会の実際の組織化の過程を扱っており、議論をそのまま脚本にするという手法はユニークであり、自主防災組織の役割分担や連絡体制についていろいろな意見が出され、話し合われている。地域性が考慮された町の防災の考え方は分かりやすく、地域区分やプライバシー問題、連絡体制の実行可能性も実践的に表現されており、普遍的で有用な内容であるが、ドラマというよりも防災の教科書のような作品となっている点が惜しまれる。