奨励賞
グループ紹介
グループ名 | 福岡工業大学社会環境学部森山ゼミ防災グループ |
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市町村 | 福岡県福岡市 |
想定災害 | 土砂災害 |
グループ活動 | 非防災組織 |
防災コンテスト参加 | 継続 |
受賞歴 | <e防災マップ> |
マップ名 :「原上地区における街歩き土砂災害マップ」
グループの概要
- スマート雨水タンク研究
- ホタルモニタリング観測
- プランター稲の栽培
作品の概要
地域防災連携協定を結んでいる福岡工業大学と福岡県糟屋郡新宮町とで地域防災の方と一体となって防災マップ制作を行った
平成26年8月に発生した広島土砂災害移行土砂災害への関心は高まっているが、自分の住んでいる地域にどれだけ土砂災害の危険があるのかはあまり理解されていない。
そこで、今回、実際地域を歩いて危険な箇所を再確認し、その情報をまとめて地図にした。今回調査した新宮町原上地区は山がちな地形に加え、新宮町の中では高齢化率が比較的高い地域となっている。
作品の特徴
前回出展した際に課題となっていた住民の方と一緒になって作成する防災マップづくりを行う為、新宮町のワークショップに参加し住民の方々の意見を盛り込んだ地域防災マップづくりを行う事でこの課題を解決した。
地図に住民の方の意見を盛り込んだことによって地域の特性に合ったこの地域ならではの防災マップとなっている。自分の目で危険個所を見てそのことで住民同士話し合うことにより、防災意識を高め、災害発生時にも危険個所が把握でき、地域防災にも貢献した防災マップ作りとなった。
自由欄
住民の方々の防災への意識が非常に高く、その中で取り組みを行った私たちも、防災に対しての意識を高めることが出来ました。
今後はさらなる詳細なマップづくりや、土砂以外の災害に対してのマップづくり、新宮町はもちろんほかの地域でも同様の活動を行って参ります。
講評
評価できる点
- 対象災害を明確にし、危険性に関する情報や安全な避難に関する情報など、災害時の行動に役に立つ情報が豊富である。
- 防災まちあるきで得られた危険箇所や、地域住民と意見交換した注意事項などを、写真と文字で丁寧にわかりやすく表している作品である。
課題、今後に期待する点
- 作品を活用して、対象災害における要援護者(高齢者、障がい者など)の避難方法などについて検討したり、さらに、広域性を持つ大学としての対象範囲を広げた情報の精査を進めてほしい。
- 大学生としての情報に関する専門性と知見を活かして、多様な地域主体との活発な交流を通じた活動の展開を期待したい。