優秀賞(継続発展賞)
グループ紹介
グループ名 | 下富岡地区 |
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市町村 | 新潟県長岡市 |
グループ活動 | 防災組織 |
防災コンテスト参加 | 継続 |
受賞歴 | <e防災マップ> |
作品紹介
タイトル | 「避難どきと避難ルート」 |
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部門 | 脚本 |
災害種類 | 風水害 |
ファイル |
グループの概要
長岡市和島地域(旧三島郡和島村)下富岡地区の区長及び役員・班長。昨年のコンテスト時は、ほぼ同じメンバーでマップ作りに挑戦、奨励賞をいただきました。
今回は、防災避難訓練を計画するにあたり、そのメンバーが再結集したもの。
ドラマの概要
防災、避難訓練の企画にあたり昨年防災マップを作成したメンバーが再結集。地図をもとに訓練の段取りを検討。その際に様々な状況を想定、その中からドラマのストーリーを作成したもの。
これを地区に配布することで
1.集落センターの役割
2.避難情報・伝達の流れ
を地区の人たちに伝えることができそうである。
ドラマの特徴
前回のマップで主要幹線の灌水や山沿いの道の土砂崩れの場所を表し、通行不能になるのがどの時点であるのか割り出してある。
今回は、避難訓練の段取りから地区役員の集合と班への伝達を含め検討、その際に集落センターの災害対策センターと避難所の役割を再確認し、災害時の地区の対応の流れをつかむことができた。それをドラマにした。
班の班長夫婦の対応をもとに、役員の集合・班への伝達の流れを描くことで地区の皆様に対応の流れを伝える。
また、想定外の状況も描き、地区の人達がどのような思いで災害に対しているのかも描いた。
自由欄
集落センターが最も地区内で安全な場所であることが昨年のマップ検討で分かっており、今回はセンターの利用について改めて確認(災害対策本部・避難所)でき、そこを中心に避難の情報と実際の避難の流れが見えるようになった。
また、マップ作成と同じように長岡市内の専門家と和島支所の防災担当も入っての検討でした。
講評
評価できる点
- 大島や広島の土砂災害といったホットな話題と比較しながら、地域の豪雨災害時の問題をイメージしやすく伝えている。
- 地域の豪雨被害に関するハザード情報と過去の経験を調べた結果(昨年度制作したe防災マップ)をシナリオ化し、理解しやすく整理されたリアリティのある作品になっている。
- 昨年度のe防災マップを活かして継続的に活動を行っており、地域防災における知識の獲得に十分な成果が表れている。
課題、今後に期待する点
- 地域の状況をナレーションや台詞の中に盛り込み、よりリアルに伝える工夫をしてほしい。
- シナリオの続き(避難勧告発令後の警報解除やその後の事態)についても検討し、作品のステップアップを期待したい。
- 活動に参加していない方々と作品を共有するなど、地域防災に対する意識啓発につながる活動の展開を期待したい。