<ドラマ部門> 最優秀賞
グループ紹介
グループ名 | 倉敷市立味野中学校 演劇部 |
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市町村 | 岡山県倉敷市 |
代表者名 | 松尾 綾子さん |
作品紹介
タイトル | 「その夜、嵐は2つきた! ~僕の夏休みの宿題は…~」 |
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部門 | ドラマ |
災害種類 | 台風・高潮 |
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ドラマの概要
中三のシンゴの八月三十日の夜は悲惨だった。何しろ、夏休みの宿題が全くといっていいほど終わっていないのが、母さんにばれたからだ。激怒する嵐のような母さんに徹夜で宿題を片付けるように言われたのだが、その晩は瀬戸内沿岸に台風が直撃。 渋々、宿題に取りかかるシンゴだったが、嵐はますます激しさを増し、停電にもなり…。
そのころ、近所の人たちは、床上浸水の被害に遭っていたのだが…。
七年前に実際に起こった高潮被害に題材をとったドラマである。
ドラマの特徴
災害の少ない瀬戸内ののどかな町ゆえに、防災意識の低い地域で実際にあった出来事をもとに描いた作品である。
災害に見舞われたとき、情報を何から得るのか、また、その手段がなくなったときにはどうすればいいか、ピンポイントの情報を得るためにはどういうすればよいのかなどということを問題提起している。
講評
7年前の台風による高潮被害(2004年の台風16号)を題材に、要援護者の助け合いのメッセージが伝わり、いろんな関係者がからみあった、地域特有の低い防災意識を自覚して作られた作品である。被害にあった人たちのユニークな人物像とセリフなど、中学生らしい生き生きとしたやり取りが多く、アイデアが感じられ、ラジオドラマとして面白い作品となっている。
現状では学校の演劇部の限定された関係者中心に制作されたドラマとなっているが、協力者としてコミュニティFM局、市役所関係者、地域のNPOなどが関わっていることから、本ドラマの制作をきっかけとして、地域のさまざまな主体に問題意識を喚起させ、防災体制の見直しにつながってゆくことを期待したい。