優秀賞
グループ紹介
グループ名 | 防災本舗 |
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市町村 | 静岡県・沼津市 |
想定災害 | 地震・津波・地域危険個所(防犯) |
防災コンテスト参加 | 継続(第3回から継続参加) |
マップ名:「津波ハザードマップ」
その他のマップ
西校・千本小 防災活動(案) 、 消防ご説明用、 集団登校ルート図
グループの概要
平成24年度沼津市立西浦小学校PTA補導委員会にて活動していた防災活動を、平成25年度より「防災本舗」と改名し、西浦小学校の防災活動への参画は勿論のこと、幅広い地域防災に対しても活動を広げ活動しています。
作品の概要
昨年は沼津市立西浦小学校の校区内に特化した、児童およびそれを取り巻く保護者を中心に地震津波など自然災害と地域防犯等を意識した活動を展開してきましたが、今年度はPTAから切り離し『防災本舗』と命名して近隣小中学校にも働きかけ、長井崎中学校3年生たちと協力し隣接する内浦地区の危険個所について調査し、沼津市内浦地区と西浦地区の2つの小学校そしてその中間に位置する長井崎中学校をe防災マップにて横串しを入れることができ、2年目にしてやっとスタートラインに立つことができました。
ハザードマップの完成度と致しましては、思い描く全体像とはまだまだかけ離れていますがコツコツと地元を巻き込み作り上げています。
作品の特徴
沼津市立西浦小学校と沼津市立内浦小学校の2つの小学校と沼津市立長井崎中学校を【e防災マップ】を「横串し」として繋ぐことができました。3校のe防災マップの絆はまだまだ内容・活動ともに未完成ですが、子供を持つ親目線と地元小中学生の協力で地元ならではの着眼点で、行政ではできない「made in 地元」を武器に活動しています。
西浦小学校では、グランドデザインとして「安全安心な学校<連携・情報>」に『e防災マップの活用と避難訓練の充実』として活用して頂いています。
講評
評価できる点
- 近隣の小中学校とともに地域の災害に関する継続的な調査を行い、行政や地域住民との話し合いを通じて情報を提供するなど、活発な地域活動を行ったうえで防災マップづくりがなされている。
- 目的、活動、資料収集、現地調査、いずれをとっても、非常に熟慮・検討・議論されており、それが作品にしっかり表れている。
- 災害時に必要な対応ごとにマップを作り分け、表示するコンテンツ、表示するレイヤの整理など、GISとしての特性を活かした防災マップづくりを徹底している。
課題、今後に期待する点
- 地震の揺れが収まってから津波が襲ってくる時間を考慮し、マップを活用した避難訓練を通じて避難ルートの再検討を継続することが望ましい。
- 南海トラフ地震の将来の発生時期を見据えて、持続的なマップ更新の方針や体制を検討しながら、さらなる地域防災活動の展開を期待したい。