グループ紹介

マップ名：「亦楽小学校2015年度子ども防災マップ」

グループの概要

　実施主体は七ヶ浜町亦楽小学校の５年生の児童とその担任です。
　協力者である七ヶ浜町社会福祉協議会さんとは、日頃から福祉教育等を通じて関わっています。
　協力者であるみやぎ福祉・防災情報化機構さんは、社会福祉協議会さんからの紹介で平成２６年度より防災教育に協力頂いています。

作品の概要

　東日本大震災で巨大津波による被害を受けた七ヶ浜町では、震災から5 年目となる今年、多くの小学校児童から、震災当時の記憶が薄れてきています。そんな中、全町内の５つの小中学校の防災担当の教員が集ま って「ジョイント５」という会議を持ち、児童たちに必要な防災教育は何かについて意見を交わしました。
　これを受けて町の防災主幹校亦楽小学校では、地域住民らの協力の下、参加体験型の「防災まちあるき・マップづくり」を行い、児童の防災への理解と当事者意識とを育てる取り組みを始めました。

作品の特徴

　防災教育の手法に悩まれている多くの教職員の方の参考になるように、学習指導の視点や、地域の協力者をどのように活用するかといった事例の紹介に重点を置いて作成しました。少しでも他校の防災教育に活用されれば嬉しいです。

自由欄

　区長さん方から、各地区の防災計画を児童に伝えた上で、マップづくりに取り組んで欲しいとの要望がありました。次年度からの取り組みに生かしたいです。また、学校と保護者で同意している災害時の避難場所の情報についても、今後マップを通じて区長さんや町の職員と協議していきたいと考えています。

講評

評価できる点

• 活動記録が充実しており、カリキュラム形式で整備されている。
• 児童のコメントに加え大人の視点も追記されている。
• 児童が直接地域代表との話し合いをしている。
• 町をあげてe防災マップ作りに取り組んでいる。

課題、今後に期待する点

• ハザードマップ以外の資料も追加してほしい。
• 新たな課題やアイディアを加えつつ各校の独自性や地域性が発揮されるようなマップづくりを期待したい。