優秀賞
グループ紹介
マップ名:「桜学区防災マップ-防災安心まちづくり委員会-」
グループの概要
- 設立は地域の防災意識を高めるため、平成25 年度南区役所災害に強いまちづくり事業に応募し、平成25 年9 月1 日に実行委員会を組織したことに始まる。
- 地域(小学校区)の避難訓練、防災講習会、福祉講習会の計画・実施を通じて災害に強いまちづくりを進めている。
- 要援護者の方を近隣の人が日頃から見守り・ちょっとした生活支援を行って、顔の見える関係や仕組みつくりを進め、災害時の避難誘導に繋げる。
作品の概要
平成26年2月に行った津波避難・防災訓練の課題を改善することを目的にマップ作成を行った。
- 防災マップは学区内の防災資源や避難路等について、訓練の資料として活用すると共に、次回以降の課題改善の基礎資料として有効利 用出来ることを考えた。
- 災害時の要援護者支援を改善させる為に、マップへ最新の要援護者情報を落して、誰がどこに住んでいるのか見える様にし、他の防災 情報と一元管理することにより的確に避難できる様に考えた。
作品の特徴
- マップは災害時に必要な防災資源に、要援護者情報を電子化し加え、多くの人が共有出来る様にした。
- マップは常に最新化が容易で公民会長・民生委員等の防災福祉キーマンの、日常の活動を支援でき災害時の支援に繋がる。
自由欄
- 課題は状況変化の速い要援護者の個人情報保護とマップメンテナンスの両立。
- 将来はより広い地域で活用出来る様、他地域と連携して情報の共有を図りたい。
講評
評価できる点
- 民生委員が加わることで福祉の視点が充実している。
- 要援護者支援という目的に特化し、社会福祉協議会など関係者と綿密に連絡をとっている。
- 多様な主体や子供たちも巻き込んで、次の世代にも伝わる活動になっており、防災活動を通じて福祉問題にも気づいている。
- 行政の要支援者名簿と連携して運用することて取組みの有効性を高めている。
課題、今後に期待する点
- 発災時、避難行動要支援者を誰が、どのように支援するか、といった「共助」の仕組みが表現されることを期待したい。
- 今後はより多くの当事者(住民)が参加する機会(訓練など)を企画し、取組みが定着することを期待したい。