優秀賞
グループ紹介
グループ名 | 大阪大学 人間科学研究科 社会環境学講座 |
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市町村 | 大阪府吹田市 |
想定災害 | 地震、水害 |
グループ活動 | 非防災組織 |
防災コンテスト参加 | 継続 |
受賞歴 | <e防災マップ> |
マップ名:「豊中国際避難マップ (略称:とよきゅうひなんマップ)」
その他のマップ
グループの概要
私たちのグループは大阪大学人間科学研究科の社会環境学講座に所属している学生たちから立ち上げた団体です。2014 年の夏に第5 回防災コンテストに向かって、発足された学生が主体としての自主防災組織です。大阪大学にも関わらず、現在の日本では、外国人の数が急速に増加しています。自然災害が多発な日本においては、外国人の防災意識を強化することも一つの課題になりつつあります。私たちのグループはこういう課題を解決することをミッションとして活動してきました。
作品の概要
私たちが作った防災マップは豊中市に住んでいる・訪れている外国人のための災害救援マップです。このマップ上では外国人たち自分が住んでいる・訪れている場所の近くにある避難所や一時避難所の位置が確認できます。そして、豊中市の主要である、人が集まっている駅(豊中駅・千里中央駅)から1000 メートル以内の避難所までの避難経路も確認できます。また、外国人スタッフが働くエスニック料理店や、生活する上での有益な情報を提供している「公益財団法人とよなか国際交流協会」の場所も示されており、防災に限らず活用していただけます。
作品の特徴
私たちが作ったこの防災マップは留学生から立ち上げて、外国人の視点が溢れている防災マップです。外国人自身から見る防災において、課題だと思える点に力を入れています。去年に作ったマップを基づいて、今年のマップは実際の活用に注目してきました。実際生活の中で利用できる避難経路の表記や街歩き防災イベントの開催などは、地域に住んでいる外国人たちに対して役に立たれることだと思われます。
自由欄
私たちが作られたマップと今まで行ってきた活動は外国人の防災意識の高めに力を入れまして、良い効果も得ることができました。一方、いざ災害が起こったとき、ネットにつながらない可能性が高いとみられ、本当に役に立つか分かりません。そのため、今後の展開としては、普段の生活の中で様々なイベントを行って、自分が住んでいる町に外国人たちがもっと馴染んでいかせることが大事だと思っています。
講評
評価できる点
- 留学生・外国人の立場から避難場所・避難所、避難経路などを現地で調べてマッピングしている。
- 外国人自らが主体的に防災について学び、それを同じ立場の在日外国人の方々に役立ててもらおうという姿勢。
- 活動者が途中で増えていることから、活動が徐々に広がっていることがわかる。
- お店の情報が細かく入力されていて使いやすい。
課題、今後に期待する点
- 地域のコミュニティーとのつながりをより充実してほしい。
- 地域の過去の災害について調査してほしい。
- 外国の人も地域の日本の人も一緒になり、避難訓練などを計画することを期待したい。