グループ紹介

グループ名	311まるごとアーカイブス釜石事務局
市町村	岩手県釜石市
想定災害	地震・津波
グループ構成	３１１まるごとアーカイブス釜石事務局 (東日本大震災で釜石市に緊急雇用されたメンバーグループ)

マップ名：「自然災害と共存していくためのマップ」

作品の概要

　避難経路、復興店舗、代表的な建物の情報が掲載されたマップです。

作品の特徴

　「地震や津波はそのものを防ぐ事が出来ず、被害を最小限にとどめる事が大切」と考え作成された『自然災害と共存していくためのマップ』。営業を再開した店舗の事業者などに、地震が起きた時の対応、津波避難の経路、営業再開までの過程などをヒアリングし、現時点のお店の営業情報や避難経路、体験談などをマップにまとめました。

講評

　津波被害や被災地の復興過程をアーカイブするプロジェクトが被災した店舗や事業者等に津波の避難行動をインタビューし、実際に避難した経路をマップに登録するとともに浸水区域や避難場所をマップ化し、津波避難の検証のための貴重なマップとして評価できる。被災後の状況を聞き取りながらマップに落とすことで記憶のアーカイブになっており、聞取りの概要が直接画面で読み取れる点がユニークである。推奨避難場所ではなく近くの山に避難したなど今後の避難場所の見直しにとっても貴重な資料となることが評価できる。被災地での貴重な活動成果として、日本全体の財産として多くの方に見てもらいたいマップとして高く評価した。継続して活動をして欲しい。