優秀賞
グループ紹介
グループ名 | 七ヶ浜町社会福祉協議会 |
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市町村 | 宮城県宮城郡 |
想定災害 | 津波 |
受賞歴 | <e防災マップ> <防災ラジオドラマ> |
マップ名:「3.11からの七ヶ浜の復興の記憶」
グループの概要
海沿いに7つの集落があったことから、「七ヶ浜」と名づけられた人口2万人の東北の市町村で一番小さい面積の町です。
作品の概要
大津波は発生頻度がまれで世代交代を重ねるうちに防災意識が薄れることが指摘されています。 実際お話を聞かせていただいた高齢者の中にも「チリ地震のときはここまで来なかったから」という声も多く聞きました。 そのため、今後も発生するであろう災害から身を守り被災を軽減させるためには、東日本大震災の苦い経験を後世に伝承していく取り組みが必要と考えて今年度のテーマを東日本大震災のアーカイブとしました。
作品の特徴
マップ上には七ヶ浜町のハザードマップ、東日本大震災の写真など約150枚と活動記録には震災の証言を記入。
講評
評価できる点
- 地域が受けた災害の記録を地域が主体となって残すという、災害アーカイブの理想的な姿を示している。
- 被災状況に関する貴重な写真をマップ上で活用する記録方法を提案し、被災当時の状況がリアルに記録されている。
- 被災状況に関する情報に加え、地域の復興過程が地図に示されており、見る人と災害経験を共有できるマップを作成している。
課題、今後に期待する点
- マップに登録している被災写真に日付を示したり、被災証言内容の概要を示したりするなど、震災の記録マップとして情報掲載の仕方を工夫することによって、より伝わりやすいマップになる。
- このマップを地域住民や自治体に提供し、さまざまな地域コミュニティが協働したマップづくりのさらなる進化と、このマップに掲載された被災経験を活用したこれからの地域防災活動への貢献を期待したい。