優秀賞
グループ紹介
マップ名:「分散型水管理を通した 風かおり 緑かがやく あまみず社会の構築」
受賞マップ作品
長尾校区ハザードマップ、 田島校区ハザードマップ、 鳥飼校区ハザードマップ、
雨水タンク設置状況
その他のマップ
グループの概要
2009年7月に福岡市中心部の樋井川流域で洪水が発生しました。その洪水を契機に流域全体で水を貯留浸透し、洪水を防ぎあわせて景観の向上、自然環境の保全を図るために市民会議を開催し、取り組みを進めています。
作品の概要
今回は、2009年7月に被災した、鳥飼・田島・長尾校区において、紙で作成したハザードマップを入力した。併せて鳥飼校区には浸水深サインを設置した。
作品の特徴
長尾校区はハザードマップを製作した。鳥飼校区は、垂直避難のために避難ビルをオートロックがないマンション等の管理組合にお願いして実現した。田島校区は、校区内の避難が困難な場所は校区外と自治会と交渉して校区外避難所に避難できるようにし、浸水深サインを設置した。
自由欄
2015年10月に、JST-RISTEX の研究助成に採択され、雨水社会を強力に実現すべく、さらに活発に活動している。
講評
評価できる点
- 詳細な洪水ハザードマップをまとめて提示している。
- マップを利用した防災活動を進めている。
- 河川治水に注力し、源流探しから水量モニタリングまで様々な取組みを市民会議として行っている。
- 分散型多目的市民ダムという構想も共助による治水という新たな分野の先駆けとなりうるものとして興味深い。
課題、今後に期待する点
- 洪水だけでなく、地震の揺れによる被害も合わせた避難計画・行動につながるようにさらに、活動を進めて欲しい。
- 地域の人(特に子供やお年寄りなど)を巻き込んで、市民主導の防災活動が展開されることを期待したい。