<ドラマ部門> 優秀賞
グループ紹介
グループ名 | 愛知産業大学三河高等学校放送部 |
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市町村 | 愛知県岡崎市 |
受賞歴 | <防災ラジオドラマ> |
作品紹介
タイトル | 「防災拠点 冬・地震編」 |
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部門 | ドラマ |
災害種類 | 雪害・地震 |
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ドラマの概要
高校の防災授業の宿題として、家庭での防災意識に関する調査をし、ホームルームで発表する。当日、家庭内での防災意識レベルは、様々である実態が明らかになる。下校時間、冬型の気圧配置がさらに強まり、瞬く間に雪景色に、さらに追い打ちをかけるように地震発生。雪による交通障害発生にさらに地震被害が…。一時避難施設に身を寄せる人たち。隣接駅にいる人たちに一時避難を呼びかけるボランティア。共助対象の災害要援護者を高校生の協力のもと救助。食物アレルギー者確認。鉄道系以外の交通網としてタクシーは…。自助・共助の災害発生時初動を追って行きました。
ドラマの特徴
岡崎市藤川地区、いざというとき防災拠点として機能する道の駅【藤川宿】と東部地域交流センター、地域に設けられ1年~1年半の歳月が経ちました。初年度は施設運営などハード面が重視されてきた印象を持ちますが、防災拠点として真価を問われるのは、これからだと思います。
共助として岡崎市で制度化している『災害時要援護者支援制度・あんしん見守りキーホルダー』の場面を高校生ボランティアとともに動くシーンを設けたり、指定避難施設の受け入れ準備が整うまで補完的な役割を担う【藤川宿と東部地域交流センター】の動きを追いました。特に弱者への視点を大切にしました。
講評
評価できる点
- 学生としては考えにくい災害時の避難生活における要援護者やアレルギー体質の避難者の問題に対して調査をし、その結果や関係者の意見が盛り込まれている。
- 学校の授業や部活動の一環として防災ラジオドラマづくりを行っているので、地域防災活動に参加機会の少ない高校生にとって、参加のきっかけになりうる。
課題、今後に期待する点
- 作品の制限時間内に多くの情報を取り上げているため、伝えたいメッセージが過多な印象を与えるので、より目的を絞ったシナリオ整理の工夫をしてほしい。
- 地域で平時から防災活動を行っている方々と意見交換や情報共有を行うなど、学校関係者だけでなく、地域と協力した防災活動の展開を期待したい。