水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊

防災ラジオドラマコンテスト

第6回

優秀賞

グループ紹介

グループ名 水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊
市町村 山口県防府市
グループ活動 防災組織
防災コンテスト参加 継続
受賞歴 <e防災マップ> <防災ラジオドラマ>

作品紹介

タイトル 「平成21年豪雨を忘れないために私たちにできること(剣川堰堤調査)」
部門 脚本
災害種類 土砂
ファイル 脚本(PDF)

水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊ポスター

グループの概要

 山口県佐波川で活動を始めました。川遊びが好きな子ども達が校区を越えて集まりました。地域の方と活動している時、佐波川が昔暴れ川だったという話を聞きました。自分たちが遊んでいる川が暴れ川!?佐波川の違う一面も学ぼうということで、防災学習を始めました。大学の先生とラジオラマを使って浸水の勉強をしたり、地域の防災訓練に浸水してくる水役で参加したり、聴覚障害者さんと防災サインを作ったり、降雨体験機を使ってみたり、砂防堰堤のジオラマを作って堰堤の働きを学んだり、水活動(水質調査・河川清掃)と並行していろいろな角度から防災を考えています。

ドラマの概要

 平成21年の豪雨災害の時幼稚園年長だった子どもたちが、災害を語り継ぐために剣川砂防堰堤を専門家と調査した。山のこと、堰堤の働きなど学んだ。どんな言葉よりも目の前の土石流の跡は説得力があった。伝える手段を絵本と決めて、自分たちが忘れない、語り継ぐことを決意する。

ドラマの特徴

  • 継続している物語である。(物語の中で次世代の育成も盛り込んだ)
  • 砂防堰堤・堆積工などの説明を加えた。
  • 専門家の声は調査当日の言葉である。

自由欄

  • 地域の人の記憶もあいまいになってきている。
  • 音声を吹き込むことはできなかったが、脚本を放課後学級などで朗読したい。
  • 来年も続きの物語を作りたい。

講評

評価できる点

  • 伝えたいことが明確である。
  • 専門家を巻き込んでいる。
  • 子供達が自らの言葉で語ることにより、同世代への災害の恐ろしさ、防災の大切さを訴えかけやすい作品になっている。
  • 世代を超えた町歩きによって実際に避難する際の気づきが得られている。

課題、今後に期待する点

  • なぜ水害・土砂災害になったのかをもっとわかりやすく説明してほしい。
  • 「続き」や「絵本」の完成を期待したい。
  • 物語の中に出てくる豆知識を副読本にしてほしい。