第６回
このコンテストのテーマは、災害対応への意識や経験を伝え、様々な人との絆を深めることである。防災ラジオドラマの原点は、防災とはなかなか結びつきにくい「面白がる、楽しむ」という観点を防災に取り入れようとしたことである。過去の作品をNHKで放送した際、防災の「楽しさ」を人々に印象付けることができた。防災というのは、どうやって継続していくかが課題である。やらなくちゃいけない、と考えてしまえばモチベーションが下がるので、いい意味で、楽しむという要素を防災の中に取り入れることが課題である。
参加者たちは様々な立場から防災コンテストに関わっており、それぞれに実現したい目標がある。「やらなくちゃいけないこと」だった防災活動を、ドラマにして楽しいものに変えたいという思いが生まれたら、ぜひ他の団体にも声かけをしてほしい。
色々な人との繋がりを持つために垣根を越える方法はなかなか思いつかないが、今の時代思い切って声かけをしてみるといい返事をもらえることもある。実際、そのように行動を起こした結果入賞を収めたグループもいる。今はまだ出来なくても、自分たちがやりたいことを叶えてくれる人がいないか探してみて欲しい。インターネットでも何でも利用できるものは駆使して繋がりを作ってほしい。この会場に集まった人はある程度その過程を潜り抜けた方々なので、ぜひ、周りの人にも自分たちの活動を広げてほしい。
