eコミュニティ・プラットフォーム

相互運用gサーバー

「eコミ」の「相互運用gサーバー」についての詳細ページです。

説明

1. はじめに

種々の地理空間情報を、地理情報の国際標準(WMS、WFS、WCS)に準拠し、インターネット上に登録・公開・配信するシステム(「相互運用gサーバー」)を開発し、無償提供します。

2. 対象となるユーザ

ハザードマップ等の地理空間情報を配信する自治体や、大量の地理空間情報を発信する研究機関、大学、NGO/NPO等を想定しています。
なお、本システムは自然災害関係に限らず多様な目的で利用できます。

3. 特徴

従来から、国や自治体、研究機関等のさまざまな機関からマップが提供されてきていましたが、各種マップやハザードマップ等を、インターネットを介して動的・即時的に入手して、組み合わせることができませんでした。
そのため、個人や地域などのユーザが、様々なマップを組み合わせて表示したり、固有の情報を加えた新たな地図を作成することができませんでした。
しかし、最近では各種マップを動的・即時的に利用できる形式(WMS、WFS、WCS等)で公開することが国際的に標準化されており、様々なシステムにおいて、各種マップを動的・即時的に入手して、組み合わせることが可能となりました。 このことを「分散相互運用」といいます。
相互運用gサーバーを用いることで、分散相互運用を実現した形で、地理空間情報を公開することが可能となります。
また、公開する際に必要なメタデータの編集が、当システムから可能となっています。

4. 本システムで地理空間情報を公開することのメリット

例えば、自治体が提供しているハザードマップがこの相互運用gサーバーから配信されれば、eコミマップ上で地域の方が集めた情報と重ねることが可能となり、地域の防災活動に活かされます。
また、Google EarthやQuantum GISなどの地理空間情報に関連するソフトウェアにでは、WMSによって、相互運用gサーバーで公開されたマップを表示することが可能です。
また、OpenLayersなどの地理空間情報の配信ソフトウェアにおいても、相互運用gサーバーで公開されたマップをWMS等の形式で読み込むことが可能となります。
このように、公開されたマップがこれまで以上に有効に活用される可能性を秘めています。

5. インストール環境

ソフトウェア環境

名称 ソフトウェア詳細
OS Red Hat Enterprise Linux ES 5 相当以上
Webサーバー Apache 2.2.3 以降
Javaランタイム Java2 Version6以降 (Java SE 1.6.0以降)
Servletエンジン Jetty 6.1.8以降(GeoServerに含まれる)
GIS用データベース PostgreSQL 8.3.4以降 + PostGIS 1.3.5以降
GISエンジン GeoServer 2.1.4
PHP php4.4.6以降

ハードウェア環境

名称 ソフトウェア詳細
CPU Intel Core2Duo E6600 以上
(Core i7 相当以上推奨)
メモリ 4GB DDR2以上 (16GB以上推奨)
ハードディスク空き容量 30GB以上 (SAS RAID5推奨)

ネットワーク環境

以下のURLを利用していないこと。およびポート番号 8085 を利用していないことを確認して下さい。(ポートは変更も可能)

http://サーバ名/geoserver
http://サーバ名/gserver

6. 登録するデータの対応フォーマット、投影法

1) ベクトルデータ

ベクトルデータのアップロードには、ESRI社の提唱したシェープファイルを使用します。 SHP,SHX,DBF ファイルが必要となります。

形式 説明
SHP http://www.esrij.com/products/gis_data/shape/
SHX 同上
DBF 同上
2) ラスターデータ

ラスターデータのアップロードは、GeoTiffファイルかWorldImageファイルを使用します。GeoTiffは座標系、座標の設定されているTIFF画像。WorldImageは画像とその画像の座標を記述したワールドファイルが必要となります。

フォーマット 画像拡張子 ワールドファイル拡張子
BMP bmp bpw
GIF gif gfw
JPEG jpg jpeg jgw
PNG png pgw
TIFF tif tiff tfw
GeoTiff tif tiff

3) KML

KMLのアップロードは、Open Geospatial Consortium, Inc (OGC)で規定されたOGC KMLを使用します。

形式 説明
KML XMLベースで空間情報が記述されたファイル
https://developers.google.com/kml/documentation/?hl=ja
KMZ zip形式で圧縮されたKMLファイル

4) 入力データの投影法

相互運用gサーバーは以下の投影法による入力に対応しています。
KMLは投影法の設定がないため、世界測地系 緯度経度(EPSG:4612)のみの対応となります。

フォーマット ベクターデータ ラスターデータ KMLデータ
世界測地系 緯度経度
(EPSG:4612)
日本測地系 緯度経度
(EPSG:4301)
△※1 △※1 ×
世界測地系
平面直角座標系(第1~19系)
(EPSG:2443~2460)
×
日本測地系
平面直角座標系(第1~19系)
(EPSG:30161~30178)
△※1 △※1 ×
UTM 51N~55N
(JGD2000) (EPSG:3097~3101)
×
UTM 51N~55N
(Tokyo) (EPSG:3092~3096)
△※1 △※1 ×
Projライブラリに登録された
地理座標系※2
×

※1 Proj.4のepsg設定の修正が必要になります。
※2 アップロード時にEPSGコードを入力することで利用できます。

5) 出力データの投影法

相互運用gサーバーは、以下の投影法データとして出力できます。

テキスト ベクターデータ ラスターデータ KMLデータ
世界測地系 緯度経度
(EPSG:4612)
日本測地系 緯度経度
(EPSG:4301)
△※2 ×
世界測地系
平面直角座標系(第1~19系)
(EPSG:2443 ~2460)
×
日本測地系
平面直角座標系(第1~19系)
(EPSG:30161 ~30178)
△※2 ×
Spherical Mercator
(Google Projection)
(EPSG: 900913 3785)
△※2

※2 Proj.4のepsg設定の修正が必要になります。