平成25年9月20日(金)流山市防災会議委員でもある江戸川大学の大内田鶴子教授が大学のフィールド研修授業として計画している消防研究センター研修へ参加してきました。
この研修は、市民消防・防災活動の視点から消防研究センターの研究活動と研究施設の見学をテーマに毎年、学生の夏休み期間中などに実施しているそうです。
研修では、はじめに消防研究センター及び研究概要の説明がありました。
主な研究としては、
・消防活動の安全確保のための研究開発
・危険性物質と危険物施設の安全性向上に関する研究
・大規模災害時の消防力強化のための情報技術の研究開発
・多様化する火災に対する安全確保に関する研究
などを行っているそうです。
研究紹介では、火災延焼シミュレーションや実際に延焼拡大した火災と現場の住民の状況を伺いました。避難したきっかけとしては、警察、消防職団員による呼び掛けが最も多いとのことでした。また、「火災直近の人しか避難していない」、「危険レベルの設定を自分でしている傾向がある」などの危機意識についてのお話が印象的でした。
次いで、津波被害現場用消防車両、建築防火研究棟(鑑識室)、物質安全研究棟(マネキン実験室)、総合消火研究棟(主実験場)などの施設を見学し、担当する研究センターの職員から説明を受けました。
津波被害現場用消防車両については、東日本大震災で被災された地域の消防本部の意見を踏まえながら、津波浸水域における消防活動を行うための消防車両(消防ポンプ車、救助工作車、救急車)を開発中とのことでした。
一緒に参加した学生さんたちが最後まで消防研究センターの職員の話に、熱心に耳を傾け、真剣にメモを取っている姿を見て、こういった学生さんたちが地域のまちづくりに協力してくれたら大変心強いものと感じました。また、私たち自身も大変勉強になりました。
内藤、田中が担当しました。
防災危機管理課からのお知らせ
2013/09/27 08:59 投稿者:流山市防災危機管理課
消防研究センター研修に参加してきました。
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