特別優秀賞
グループ紹介
グループ名 | 愛知産業大学三河高等学校放送部 |
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市町村 | 愛知県岡崎市 |
グループ活動 | 非防災組織 |
防災コンテスト参加 | 継続 |
受賞歴 | <防災ラジオドラマ> |
作品紹介
グループの概要
放送部は、1984年に創部しました。
学校内の放送活動(校内放送)を展開し、地域社会を題材とした放送コンテスト等の大会向け番組制作活動を行っています。
番組制作活動の節目となったのは、2004年東海ラジオ放送主催の高等学校ラジオ作品コンクールの番組制作部門で優秀賞に選ばれ、作品が中部9県(東海ラジオ・静岡放送・信越放送・北日本放送)に放送されたことです。
ドラマの概要
大規模災害時における避難態勢計画は、それぞれの組織で立案されていた。また、名鉄(藤川駅)の帰宅困難者対策についても岡崎市と大学間で協定が結ばれ、書類上では万全の体制が計画された。
突然大規模地震が発生し、計画に基づき一次避難行動を起こした。計画上、防災無線が行き届いているはずが、まだ未整備、臨機応変にタクシー無線を活用し避難所連携が可能に避難者に合わせた施設運用を模索し共助を地域で展開した。
ドラマの特徴
防災計画、各組織で立案が進んでいますが、地域でその計画を共有しているのでしょうか? 幸いにも、藤川駅周辺は、避難できる施設に恵まれています。
連携すれば、健常者・障害者ともに協調できる運営が可能だと想い番組化しました。
自由欄
放送部の活動領域の一つとして、防災に取り組み4年目になりました。協力していただける方の輪が確実に拡がっています。
文化祭で国土交通省 中部地方整備局 名古屋国道事務所さんの展示協力が特筆事項です。平成28年2月 岡崎市東部地域交流センターのイベントで、防災ラジオドラマの取り組みを発表する予定です。(施設から声を掛けられました。)
講評
評価できる点
- 地震発生から、応急対応時までの流れを生き生きとまとめ、大地震発生直後に行うべきことや事態の推移が整理されている。
- ワークシートを活用し、科学的に裏づけのあるストーリー展開をしている。
- ドラマの中での防災知識や対策の「ちりばめ方」が優れており「お勉強感」なく聞くことができる。
- 災害時に自分たちは何をするのか、何ができるのかを考えて構成されている。
課題、今後に期待する点
- 地震発生直後の混乱の状況を表現してほしい。
- 役所からの文言が難しいので、高校生の観点から言い換えの提言をしてほしい。
- もう少し間をおくなど演技の面、収録の面でスキルアップをしてほしい。
- 災害時における地域のルール説明がほしい。
- 今後も、様々な災害を想定したドラマを作成して、自分たちだけでなく学校、地域の多くの方々に、発災時の具体的な行動について普及啓発されることを期待したい。