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センサー情報相互運用配信システム

説明

1. はじめに

センサー等の観測データを、国際標準のWebインタフェース( OGC Sensor Observation Service)に基づいた配信(相互運用)を行うシステムを、GPLに基づき無償公開します。

加えて、本システムと 相互運用gサーバーを用いて、 eコミマップによりセンサ情報を表示するためのドキュメント「センサーデータおよび時系列データ相互運用配信および利活用ガイドブック」を公開します。

2. 本システムを利用するユーザ

センサーの観測を行っており、データを多様な人に利用できるようにWeb APIにより公開したいユーザが利用します。

3. 特徴

センサー情報は、ファイルやメールなど多様な方式により観測システムよりデータが吐き出されます。それに対応できるように、設定ファイルを置くことで、CSVデータやテキストデータ、メールについてはそれを本システムが読み取り、国際標準にセンサ情報の相互運用可能なインタフェースであるSOSに基づき配信を行うことができます。本システムはSOS関連のオープンソースのプログラムを開発している 52Northを活用しています。

本システムと相互運用gサーバーを仲介することで、時系列のWeb Map Service(WMS)により配信が行えるため、時系列WMSに対応したeコミマップを用いることで、観測値により地図上のシンボルを変更することが可能となります。

4. インストール環境

ソフトウェア環境

名称 ソフトウェア詳細
OS Red Hat Enterprise Linux ES 6 相当以上
Webサーバー Apache 2.2.3 以降
Javaランタイム Java2 Version7以降 (Java SDK 1.7.0以降)
GIS用データベース PostgreSQL 9.2以降 + PostGIS 2.0以降
SOS配信システム 52°North Sensor Observation Service 3.6

ハードウェア環境

名称 ソフトウェア詳細
CPU Intel Core2Duo E6600 以上
(Core i7 相当以上推奨)
メモリ 4GB DDR2以上 (16GB以上推奨)
ハードディスク空き容量 30GB以上 (SAS RAID5推奨)

ネットワーク環境

以下のURLを利用していないこと。およびポート番号 8080 を利用していないことを確認して下さい。(ポートは変更も可能)

http://サーバ名/NIED_SOS